Sustaibility Study Tour in Sweden(1)

スウェーデンへ向かう途中
この旅の僕の目的はなにか?と考えていた

いまこの時代に
個人で起きていることと
組織で起きていることには
なにか共通する感覚がある

流れにのるようにして参加したこの旅にも
きっとなにか共通する感覚を覚えるのではないか?
その新たな視座が
僕が観ようとしてる“なにか”のヒントになる
そんなことを期待していた

スウェーデンに到着すると
ツアーを主催してくれているOne Planet Cafeのペオ夫妻に出迎えられた
スウェーデン出身のペオさんは環境ジャーナリスト
奥さんの聡子さんは日本出身でSDGsのコンサルティングをされている

空港でお二人にお会いしたところから
さっそく話は始まる
『この空港の電力はグリーン電力』
『あのハンバーガーショップはベジタブル』
『ペットボトルを返却すると返金もしくは国境なき医師団へ寄付される』

市内へ向かうバスには大きな菜種油のビンが描かれている
『このバスは菜種油で走っています。
市内の公共交通機関は生ゴミから作るバイオガスや
風力太陽光からのグリーンエネルギーで走っていて
ガソリンで動いているものを探す方が難しいんです』

バスはやがて市内の中心街に到着した

『この箱はなんだと思いますか?』
街路樹に小さな箱がいくつも括り付けられていて
その箱には小さな筒が敷き詰められている。
『これはハチの巣箱です。ハチは植物の受粉を助ける大切な役割を担っていますが、
いま世界ではその数が大きく減っていて我々人間にとっても食料が取れなくなるという
危機がせまっているのです』

高層ビルが並ぶ街の中、バス、自動車、自転車が無数に行きかう中に
ハチの巣箱が設置された街路樹が並んでいる
これが“生物多様性”
意識の置きどころ、それが何か違うんだな
そう思わせるには十分なインパクトがあった

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