昨夜みた夢
連休が明けて会社に行ってみると
会社がなくなっていた
事務所兼宿舎のある場所が
更地になっている
あまりのことに、、、
どうして、、、???
建物もない
社員さんもいない
理解が追い付かない
そのとき協力会社の人が訪ねてくるのが見えた
思わず逃げ出す
会社がなくなってしまったことを聞かれたら
なんとも答えられない
でも追い付かれて
逃げるのをあきらめた
『一体どうしたんですか?』
『えっと、、、たぶん大家さんが私の知らない間に、更地にしてしまったのかもしれないんです』
『大家さんに連絡したんですか?』
『いや、、、』
大家さんに連絡することを思うとがなんだか怖い感じがする
更地にする理由があったら
受け入れなくてはいけない感じがして
『あの大家なら歳だし、その土地もらってくれって言うかもよ』
向かい側で工事をしてる大工さんが言った
もしかしたらそうかも?
少し前向きに思えて
大家さんの会社に向かうことにした
もう陽が傾いてきている
事務所の電気がついている
大家さんいるな
『どちら様ですか?』
『炭屋です』
『2階におあがり下さい』
長机2つに椅子4つの
小さな打合せ室に通され
しばらく待つと大家さんがやってきた
『ああ、あれね。もう終わったことだから』
横柄な大家さんの態度に
あの土地をもらえるかも?なんて考えから
一気に何とか交渉しなくてはと思い直した
『でも僕がどれだけの思いをもってやってきたと思ってるんですか?』
『僕はお金が目的でもないし、ここにいる社員さんたちにとって大事な場所だったんです』
話しているうちに涙ぐんできた
『連休中だから気をつかってご連絡しなかったのに、あまりにも非道いです』
うまく思いを伝えられたから、きっと大家さんが譲歩して良い提案をしてくれるはずだと考えてると
『わかったよ、じゃあもう一度建物を建てるとして、いくらで借りるつもりなんだ?』
『え?そこまでは考えてませんでした』
『なんだ、じゃあ話にならないな』
『この前うちの葬儀に顔出してたから色付けておいてやる。下の受付で受け取って帰りな』
受付で社員さんがお金を受けとっている
その様子を少し離れた場所で眺めながら嘘みたいだと思っている
『受け取ってきました』
『いくら?』
『5万円でした』
『5万円、、、』
黙って駅に向かう
なんだか感情が動かない
試しに『チクショウ』と言ってみようと思い
立ち止まって言葉に出してみる
『ちくしょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ビックリするくらい大きな声がでた
電車を待ちながら思う
でもこれでやっと苦しい思いでやってきた経営を終わりにすることができる
ある意味、開放されたんじゃない?これは
これで好きなように仕事を選べるんだ
いやいやその前に
せっかくだから旅行にでも行こう
そう思った瞬間
もうお金が入ってこないのに旅行なんていけない
だってもう会社も仕事もなくなったんだから
そんな不安でいっぱいになった、、、
そこで目が醒めた
絶望的な夢だった
倒産とはきっとこんな感覚なのかもしれない
体感するには十分だった
いま会社があって仕事があることの有難み
その感覚の記録のために残しておく
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